原作ではシーズン4年目に突入し、2025年4月にアニメ化もされた人気漫画【ボールパークでつかまえて!】
球場を舞台としたほのぼのとした日常を描きながらも登場人物達の出会いから様々な物語が生まれます。
そんな物語の中には思わず涙を誘う泣けるお話も詰まっています。
この記事では【ボールパークでつかまえて!】の泣けるポイントについておすすめエピソードとともに紹介していくので、よろしければ最後まで読んでみてください。
・【ボールパークでつかまえて!】泣けるポイント
・【ボールパークでつかまえて!】泣ける話おすすめエピソード3選
【ボールパークでつかまえて!】泣けるポイントまとめ
普段のほほんとした日常を描く【ボールパークでつかまえて!】ではホロリとしたり、胸が締め付けられたりする話も登場します。
まずは【ボールパークでつかまえて!】の泣けるポイントについて紹介していきます。
・人間ドラマ
・普段のギャグ感とのギャップ
・甘酸っぱい恋愛描写
・熱い野球シーン

それぞれ詳しく紹介していきます。
【ボールパークでつかまえて!】泣けるポイントまとめ ①人間ドラマ
【ボールパークでつかまえて!】の泣けるポイントとして、人間ドラマが挙げられます。
沢山の人が集まる球場では様々な物語が生まれます。
球場では野球に人生を捧げる選手が活躍し、ファンが応援して、スタッフが支えて日々が過ぎていきますが…
誰しもが常に前向きという訳ではない様子です。
一見、今の人生に対してやる気がなくて周囲から見れば、態度が悪くて尖っている雰囲気の方も見られます。
実は、警備員の滝本は本業にしたいことが別にあるが上手くいっていない様子…
記者の飯島は上からの圧力で不本意な仕事を強いられて…
など各々の抱えているものを知ると見方が変わります。

そんな中でも誰かとの偶然の出会いから生まれる交流を通して、自分を改めたり、前向きになったりする様子を見てホロリとなります。
また、球場の日常は変わらないように見えて少しずつ確実に変化しています。
卒業や就職などで終わりがやってきて、新しい生活がスタートします。

売り子に高校の青春を捧げたサラは、CSを突破できなかったためモーターサンズスタジアムに戻れずに引退がきまりました。
敗北が決まった時や引退パーティーの涙にもらい泣きをし、熱い想いを持って新天地に向かう姿に胸を打たれました。
どの人間ドラマにも共通していることが、球団に関わる一人一人がそれぞれの仕事にプライドをもって情熱を傾けている事
その姿はやはり時には涙を誘いますし
それに打たれた登場人物がそれに感化され成長していく姿なども読んでいてジーンとなってしまいます…。

一人一人の気持ちを深掘りされると…
涙腺に来てしまいます…
このような人間ドラマに関するおすすめエピソードには次のようなものがあります。
・警備員滝本の迷子のときもらったアメ【第5話】
・記者飯島の煽り取材【第26話】
・サラの引退【第75&83~85話】
・班長ちゃんがチアリーダーへの想い【第87話】
【ボールパークでつかまえて!】泣けるポイントまとめ ②普段のギャグ感とのギャップ
【ボールパークでつかまえて!】では普段のギャグ感たっぷりな緩い日常に対して大きなギャップを感じさせることもしばしばあります。
ギャップのある回もスタートはやはりいつもの場面がコミカルに描かれているので油断して読みがちです。
少しずつ「あれ、今日は少し違うかも?」と気づいたときには目頭が熱くなる回も多々あります。
松戸監督がシーズン1年目で優待するときに選手達からのメッセージが読み上げられたシーンは彼の人望の厚さを物語っています。

ルリコに見惚れてスライディングするなどギャグ要素の多いデニスが通訳の譲二を心配する回
デニスの不安な気持ちを察して日本のピザでシカゴピザをサッと作る譲二の姿にグッと来ます。


最後にしっかりオチがあり、涙が引っ込みながらも心が温かくなりました。
このようなギャップに関するおすすめエピソードには次のようなものがあります。
・ユキの鬼電の理由【第28話】
・サン四郎とコジローの再会【第31話】
・松戸監督の勇退【第38話】
・譲二がデニスに作ったシカゴピザ【第162話】
【ボールパークでつかまえて!】泣けるポイントまとめ ③甘酸っぱい恋愛描写
沢山の人が交流する球場では恋愛フラグが立っているペアも数多く登場し、甘酸っぱい恋愛描写が出てきます。
恋愛描写も基本的にじれったくて「早くくっつけ~」とホッコリした気持ちで応援することが多いです。
しかし、タイミングが合わずにすれ違う様子を目の当たりにすると切ない気持ちでいっぱいになります。
村田&ルリコは無自覚な両想いなので、いつお互いに気づくのかモヤモヤすることも多々
人気選手の鋸山とウグイス嬢のなぎさも両片思いなのに結果を出して男を見せたい鋸山の気持ちが中々なぎさには見えづらくて…
何とか最後に2人が結婚前提の交際に発展したのでホッと胸をなで下ろしました。

獅子尾と小春は選手と審判というプライベートの交流が御法度という関係のため、シビアになることも…

元選手であった椿は今はサン四郎として活動していますが、選手の頃から見守っていた寮母のまりなは気づけずにいる日々です。
サン四郎姿の彼にまりなが「好きだった」と語り、彼もサインボードに同じ気持ちを書いていて…

シーズンが進む毎にまりながサン四郎の正体に辿り着きつつあるので、いつか2人が良い形で出会えることを願っています。

全カップルが作品に登場する夫婦のようになってほしいです♪
このような恋愛描写に関するおすすめエピソードには次のようなものがあります。
・村田&ルリコ【自分の気持ちを少しずつ理解】
・鋸山&なぎさ【男を見せたい&見守りたい】
・獅子尾&小春【立場から生まれるシビアな関係】
・椿&まりな【元選手と寮母のすれ違う日々】
泣けるポイントまとめ ④熱い野球シーン
普段から活き活きとした野球シーンを描いている【ボールパークでつかまえて!】ではシーズン終盤になるとCS進出やリーグ優勝を賭けて熱さに拍車がかかります。
選手達の強い気持ちが全面に出たプレーに拳が握るような気持ちになりながらもシーズン終盤はこれまでの疲労が溜まり、体が悲鳴を上げている状態です。
その中でも自分を支えてくれる家族や大事な人のために人生を賭けて渾身のプレーを見せる選手達を涙ながらに応援する自分がいます。
CS進出を決めたヒットを打ったコジローやここ一番の守りを見せた一宮など、世間からの評価が今ひとつの選手達の活躍、胸を打たれます。

リーグ優勝を賭けてブライアンが自分の選手生命を捨てたスライディングとそれを応援するブライアン一家に涙が止まりませんでした。

普段は辛口ボード職人ちゃんが一宮を「信じる」というボードを掲げて、サヨナラ逆転ホームランを放ったシーンはファンと共に歓喜の涙でいっぱいになりました。

・大喜多のばあばに届けるホームラン【第73&74話】
・コジローの雪辱を果たす二遊間を抜けるヒット【第82話】
・君ヶ浜が吹っ切れた一宮のキャッチ【第173話】
・ブライアンの選手生命を捨てたスライディング【第175話】
・ボード職人ちゃんが全ベットした一宮のホームラン【第177話】
【ボールパークでつかまえて!】泣ける話おすすめエピソード
ここまで【ボールパークでつかまえて!】の泣けるポイントについて説明してきました。
上記のことを踏まえて個人的に選んだ泣けるエピソードについて詳しく紹介したいと思います。
私が選んだ泣けるエピソード厳選4選はこちらになります。
【人間ドラマ】
・班長ちゃんのチアリーダーへの想い【第86&87話】
【普段のギャグ感とのギャップ】
・サン四郎とコジローの再会【第31話】
【甘酸っぱい恋愛描写】
・村田&ルリコ【自分の気持ちを少しずつ理解】
【熱い野球シーン】
・大喜多のばあばに届けるホームラン【第73&74話】
それぞれ紹介します。
【ボールパークでつかまえて】泣ける話 ①【人間ドラマ】
ここで紹介したいエピソードは班長ちゃんがチアリーダーを目指す回です。
新しい一歩を踏み出すための勇気は強い熱意から生まれるものだと教えてくれる話でした。
初登場で女子高生だった班長ちゃんは社会科見学に班を引きずって球場ツアーにやってくるほどモーターサンズに深い愛情を持っています。

シーズン3年目から発足したチアリーディングチームのオーディションも受けて緊張しすぎて上手くいかずに審査員の福王から退場まで言い渡されます。
しかし、モーターサンズのファンとしての見事な返しによりチャンスをもらってダンス初心者ながらも熱意だけで合格を勝ち取りました。
父親からの反対により今度は辞退の危機を迎えてしまいます。
成績優秀な彼女には進学を希望する親心も分かるので父に強く言えない班長ちゃんでしたが…
またまた福王から発破をかけられ、球団への強い気持ちを伝えます。

モータサンズへの愛情は父親譲りのものであり、彼女との球場での思い出を振り返り納得して送り出すことを決めました。

モーターサンズを好きになって笑ってほしいと
涙ながらに訴える班長ちゃんの想いは本物で心打たれました。
【ボールパークでつかまえて!】泣ける話 ②【普段のギャグ感とのギャップ】
普段のギャグ要素が多い雰囲気から一変して目頭が熱くなる話としてはコジローと椿の再会が挙げられます。
緩くてギャグ感溢れると聞くとモーターサンズの人気マスコットキャラクターサン四郎を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そんな彼のギャップと言うと、ほんわかな見た目に反して野球知識満載&英語堪能&高い運動能力なことが挙げられます。
ただ、それもギャグの一環として捉えられるのですが、彼の充実した中身は何とコジローの高校時代の同期、椿

元野球選手でケガに苦しみながら引退してアメリカの独立リーグに行った後、今はサン四郎として働いています。
コジローが妊娠報告の電話をしたことでサン四郎の正体が分かって、マスコット姿のサン四郎に詰め寄りますが、
サン四郎としてプライドを持って働く彼を理解して落ち着きを取り戻します。
ただ、最後にサン四郎が筆談で「コジ、子どもおめでとう」と椿のコジローの呼び方で祝い、2人で抱き合いました。
サン四郎として応援することにしたコジローとずっと頑張り続ける椿がお互いに戦友として大事に思っている姿に涙が溢れます。
【ボールパークでつかまえて!】泣ける話 ③【甘酸っぱい恋愛描写】
村田とルリコはまさにお互いに自分の気持ちに鈍感なペアです。
ただ、野球を通じての交流を重ねていくことで今までの自分を少しずつ変えていく様子に良い影響を与え合っています。
オフシーズンでルリコの気持ちが今ひとつ乗っていない理由に村田に会えないからだと分かったとき…
彼女は認めたくないという思いもあってか素直になりきれていない様子ですが、それでも村田にチョコを作るなど行動は明らかに好意そのものです。
一方、村田はルリコの一挙一動に振り回されて動揺することは沢山あるのですが、本心が分かる場面はほとんど描かれていません。
しかし、ついにシーズン4年目にして村田の気持ちがハッキリします。

開幕してもずっとルリコに会えずにいて、選手やスタッフ達はシーズン毎に入れ替わっていくものと頭では理解していながらもスッキリしません。
それどころか無意識のうちに涙が流れるほど、ルリコが辞めてしまったかもしれないことを受け入れられないのです。
もう一生会えないかもしれない不安に押しつぶされそうになった中、突如現れたルリコ
彼女を目にした瞬間に心から良かったと安堵し、ルリコを失いたくないと村田は自分の気持ちに気づきます。
ついについに自分の本心と向き合った村田の肩にポンと手を置きたくなった読者もいらっしゃるのではないでしょうか。

これからルリコにどのように自分の気持ちを伝えていくのか…
まだまだ見守っていきます。
【ボールパークでつかまえて!】泣ける話 ④【熱い野球シーン】
【ボールパークでつかまえて!】ではCS進出やリーグ優勝を賭けてここぞとばかりに熱い野球シーンが続々と登場します。
シーズン2年目ではルーキーながらも大喜多はCSを賭けた大一番に代打に抜擢されます。
一軍に来てわずか4日の大喜多ですが、彼には活躍を届けたい相手ばあばが背中を押しています。

ばあばは病院のベッドで危篤状態ながらも孫の名前を呼んでいます。その声を聞いた大喜多の母がラジオをつけて、ばあばは彼の打席を心の中で見守っています。
ベッドの側にあるお守り、いつもは大喜多とばあばの2人一緒に神社で買うのですが、検査入院や入寮により各々1人で行っていました。
大喜多はばあばの病気が治ること、ばあばは大喜多が活躍すること…
お互いのことを大切に想っていることが伝わります。

相手チームのエース投手のボールに苦しみ、プロの世界の厳しさを肌で感じながらも振り抜けと繰り返し自分を鼓舞します。

そして振り抜いたバットは見事にホームラン、勝利への希望を繋ぎました。
大喜多がホームランを打ったとき…ばあばは活躍を見届けたかのように息を引き取ります。
テレビに向かってガッツポーズをばあばに見せたかったものでしょう。

自分の病気のことは大喜多の野球に影響を与えたくないために言わないでくれと頼んでいたほど、大喜多を応援していました。
大喜多の活躍を心から願っていたばあばの深い愛情に涙が止まりませんでした。
【ボールパークでつかまえて!】泣けるポイントについてまとめ
ここまで【ボールパークでつかまえて!】の泣けるポイントについて説明してきました。
まだまだ紹介したいエピソードは沢山ありますが、今回は厳選したので最後に次のようにまとめたいと思います。
【人間ドラマ】
(ポイント)
・球場に関わる人の個々の気持ちを深掘り
・変わらないようで時間とともに変化する生活
(エピソード)
・警備員滝本の迷子のときもらったアメ【第5話】
・記者飯島の煽り取材【第26話】
・サラの引退【第75&83~85話】
・班長ちゃんがチアリーダーへの想い【第86&87話】
【普段のギャグ感とのギャップ】
(ポイント)
・緩い日常から目頭が熱くなる変化球
・厚い信頼やお互いを思いやる気持ち
(エピソード)
・ユキの鬼電の理由【第28話】
・サン四郎とコジローの再会【第31話】
・松戸監督の勇退【第38話】
・譲二がデニスに作ったシカゴピザ【第162話】
【甘酸っぱい恋愛描写】
(ポイント)
・両想いのはずなのに進まないじれったさ
・立場やすれ違いによる切なさ
(甘酸っぱい関係)
・村田&ルリコ【自分の気持ちを少しずつ理解】
・鋸山&なぎさ【男を見せたい&見守りたい】
・獅子尾&小春【立場から生まれるシビアな関係】
・椿&まりな【元選手と寮母のすれ違う日々】
【熱い野球シーン】
(ポイント)
・CS進出やリーグ優勝を賭ける選手達の気迫
・家族や大切な人の応援に応えたい強い気持ち
(エピソード)
・大喜多のばあばに届けるホームラン【第73&74話】
・コジローの雪辱を果たす二遊間を抜けるヒット【第82話】
・君ヶ浜が吹っ切れた一宮のキャッチ【第173話】
・ブライアンの選手生命を捨てたスライディング【第175話】
・ボード職人ちゃんが全ベットした一宮のホームラン【第177話】
沢山の登場人物達が原作を始め、アニメにも登場してきて益々盛り上がる【ボールパークでつかまえて!】
普段のギャグ感たっぷりで日常を緩く描いているこの作品において、時折、挟み込まれる人情物語に思わず持って行かれることも多々あります。
シーズン4年目を迎えた【ボールパークでつかまえて!】の原作もアニメも楽しみながら応援していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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