アニメ放送開始し原作も再注目されている【タコピーの原罪】
どうやら視聴者から【タコピーの原罪】がつらくてやばいと話題になっているようです。
そこで、この記事では【タコピーの原罪】の辛くてやばい点について視聴者の反応とともに調べてみました。
また、【タコピーの原罪】の救いについて考察してみましたのでよろしければ最後まで読んでみてください。
・【タコピーの原罪】の視聴者の反応
・【タコピーの原罪】の辛くてヤバい点
・【タコピーの原罪】の救いの考察
【タコピーの原罪】が辛くてやばいと話題に!視聴者の反応まとめ
アニメが早くも3話まで放送された【タコピーの原罪】ですが、視聴者からは辛くてヤバいと話題になっています。
あまりにも鬱な展開に進んでいくので、救いを願う視聴者が多いようです。
「タコピーの原罪」、マンボウやしろさんが「辛い気持ちになる」と言ってたけど、本当に辛い、と言うか苦しい気持ちになった…。
引用元:X
これ、最終的に救われる方向に行くの?救いのないシナリオも嫌いではないけど、この作品の場合は何としても救われて欲しい。
また、誰か一人が徹底的に悪いと断言できないところも辛さを増している模様
タコピーの原罪 第1話
「2016年のきみへ」
見ていて辛い最終話まで果たしてゴール出来るか
引用元: X
しずかちゃん本当に可哀想だけど、しずかちゃんの問題が解決したらOK〜ではなくて、まりなちゃんの事はどう救うか
全てはタコピー頼み⁉️
タコピー頑張れ( • ̀ω•́ )
【タコピーの原罪】が辛くてやばいと感じるのはどのような点なのでしょうか。
次の章で調べていきたいと思います。
【タコピーの原罪】のつらくてやばい点について
ここでは【タコピーの原罪】のつらくてやばい点について紹介していきます。
まずは、しずか・まりな・東・タコピーそれぞれの辛い状況について簡単にまとめます。
【しずか】
・母の不倫と父の再婚による育児放棄
【まりな】
・母の虐待と父の不倫による家庭崩壊
【東】
・母の教育虐待と兄への劣等感による歪み
【タコピー】
・悪意なき善意による最悪な結果
また、【タコピーの原罪】の物語の全てのはじまりあ2022年に女子高生まりなとタコピーが出会うところからです。
そして、2022年での出来事をきっかけにタコピーが2016年にタイムリープして小4のしずかと出会います。
そこで各登場人物の行動や状況を2022年と2016年に分けて説明していきます。
【タコピーの原罪】のつらくてやばい点 ①しずか
しずかの家庭環境について詳しく調べていくと次のようにまとめられます。
【父親】
・幼い頃に離婚して既に別家庭
・定期的な交流もなし
【母親】
・まりなの父親と不倫
・しずかに対して育児放棄
そして2022年&2016年でのしずかの状況や行動についても紹介していきます。
【状況】
・過去に首つり未遂
・離れていた地元に戻る
・頼れる身寄りがいない
【行動】
・まりなと交際中の東を奪う
【状況】
・育児放棄による放置子
・まりなからの執拗ないじめ
・チャッピーと引き離される
・ショックで首つりをする
・タコピーが回避のため時を戻す(101回)
・まりなが命を落として後戻りできなくなる
【行動】
・東に全面的な協力を依頼
・遺体発見後、東に自首を依頼
・チャッピーのため父親を訪問
・しずかの暴走を止めるタコピーと決別
・父親の子供達を襲う
しずかは父親が家族の元を離れて、母親がまりなの父と不倫をして2人とも彼女をきにかけることがありません。

育児放棄をされた放置子という状況に置かれているため、しずかは色々なことを教わっていない状況です。
加えて不倫相手の娘まりなからは毎日毎日、執拗にいじめられていて逃げ場がありません。
心の拠り所だった愛犬チャッピーまでまりなの罠によって保健所に連れて行かれて絶望します。

愛情も与えられず、何も教わらず、一方的に攻撃され続けたことでしずかは一般的な倫理観を持っていないように見えます。
そのためか、チャッピーに会うためだったらまりなの遺体遺棄を躊躇なく行い、東にも協力を求めます。

そして、上手くいかないと思えば東に全ての罪を被せようとし、罪悪感もない様子…
さらに、父親に知らない人扱いされて暴走した際にタコピーが止めますが、あっさりと決別を選びます。
一連の行動を見ると、しずかは目的のためだったら人を物のように扱うことをためらいがない姿に肝が冷えます。
ただ、言い換えれば他者に無関心でなければ自分を守れないほど過酷な環境にいたことを物語っています。

タコピー、しずかを助けてー
と願わずにはいられません。
【タコピーの原罪】のつらくてやばい点 ②まりな
続いては、しずかを執拗にいじめ続けるまりな
いじめは決して許されませんが、まりなをただ責めることも違うように感じてしまいます。
そんな彼女の家庭環境についてまとめていきます。
【父親】
・しずかの母親と不倫
・妻に対してモラハラ
【母親】
・ストレスから鬱症状
・まりなへの身体&精神的虐待
次に2022年と2016年のまりなの状況と行動について調べていきます。
【状況】
・父親は離婚に向けて行動
・母親は復縁を希望し鬱
・母からの依存と虐待
・まりなの顔にガラスの傷跡
【行動】
・タコピーのアシストで東と交際
・東との破局により母親が暴走
・防衛とはいえ母親の命を奪う
・怒りの矛先をしずかに向ける
・自らもガラスで命を絶つ
【状況】
・不倫による家庭崩壊
・父親の母親へのモラハラ
・母親からの依存と虐待
【行動】
・しずかへの執拗ないじめ
・チャッピーを罠にはめる
・タコピーによって命を落とす
不倫した父親と虐待する母親に向かうべき怒りをしずかに向けているまりな

過去には家族で仲良く暮らしている時期があったため、家庭崩壊がより受け入れられないのかもしれません。
だからといって、しずかをいじめていい理由などどこにもないのですが…
子供のまりなでは圧倒的に力が足りていないため、弱い方へと流れてしまうと思うとやるせない気持ちになります。

父親と母親が対等な立場で家庭問題を解決することが何よりも救いになりますが、現実は上手くいかないようです。
【タコピーの原罪】のつらくてやばい点 ③東
しずかを気にかける東は一見すると品行方正な優等生ですが、彼も中々に辛い状況に立たされているようです。
【父親】
・特に描写はなし
【母親】
・優秀な兄と常に比較
・東への教育虐待
【兄】
・東から見て完璧
・東のコンプレックスを増長
東の2022年と2016年の行動は次のようにまとめられます。
【状況】
・優秀な兄への劣等感
【行動】
・まりなと交際
・しずかに心惹かれる
・まりなと破局後、しずかの元へ
【状況】
・完璧主義の母の期待に応えられない
・優秀かつ人格者の兄に対する劣等感
・限りなく低い自己肯定感&強い承認欲求
【行動】
・執拗ないじめにあうしずかを気にかける
・まりなの遺体遺棄の手伝いを引き受ける
・遺体発見後、自首の依頼まで引き受ける
・兄に本心を打ち明けて離脱する
何も問題ないように見える東もかなり深い闇を抱えています。
医者として優秀な母は100点を取らない限りおやつを与えないという虐待とも見える教育方針
何としても応えようと真面目に取り組むのですが、どうしても達成できずに失望され…

自己肯定感が低い上に成績優秀で人格者な兄の存在によって劣等感も強まっています。
しずかを気にかけているのは、純粋な人助けというより弱い立場の者を助けることで自分を満たしたい側面が強いです。

心が歪んだ状態でしずかの頼みを引き受け続けていくことで限界が近づきます。
全ての罪を被って警察に自首する直前に兄が寄り添ってくれたので、何とか踏みとどまることができましたが…

できることならば、もっと早く引き返せればと思わずにはいられませんでした。
【タコピーの原罪】のつらくてやばい点 ④タコピー
タコピーは宇宙の遙か遠くのハッピー星出身でとにかく善意の塊です。
悪意が全くないからこそよかれと思って行ったことが結果的にドンドン悪い方向へと転がってしまいます。
2022年のまりな&2016年のしずかと過ごした経過についてまとめてみます。
【経緯】
・まりなにおにぎりをもらう
・お礼にまりなの夢の手助けする
・まりなの夢は「幸せなお母さん」
・相手を探すためまりなを連れ出す
・東とまりなが再会&交際
・しずかの登場により2人が破局
・別れたまりなに母親が激高して襲う
・反撃したまりなによって母親が命を落とす
【結果】
・絶望したまりなが怒りの矛先をしずかに向ける
・まりなの言葉通りにタコピーが受け取る
・タコピーがいなくなった後にガラスで命を絶つ
【経緯】
・しずかにパンをもらう
・お礼にしずかを笑顔にしようとする
・しずかがタコピーのリボンで首を吊る
・原因を探すためにカメラで時を戻す
・まりなの罠でチャッピーが連れていかれると判明
・まりなを回避しようと101回繰り返す
【ターニングポイント】
・まりなから一方的に攻撃されるしずかを助けようとする
・タコピーが持ち上げたカメラによりまりなが息絶える
・同時にカメラも故障して時を戻せなくなる
【経緯】
・タコピーとしずかが父親の元へ行く
・新しい家族のいる父親から拒絶
・絶望したしずかの過激な計画を止めようとする
【結果】
・しずかからの暴行により決別
・しずかは父親の新しい娘2人を襲う
タコピーはまりな&しずか各々から助けてもらったお礼に2人を幸せにしようと奮闘します。
ただ、タコピーは他人の悪意が全く分からないために独りよがりに行動をし続けてしまいます。
結果的に2022年でも2016年でもまりなは命を落とします。

しずかもチャッピーが連れて行かれたことで首を吊ってしまい、タイムリープにより命をつながっているものの…
他者への思いやりを持てないほど追い込まれている彼女を見ると胸がギュッと締め付けられます。

タコピーは相手のために奮闘しているはずなのに1人で突っ走ってしまい、悪い結果になっていくのは見ていて辛くなります。
何が大切なのかを気づくことがタコピーの救済につながるのでしょうか。
次の章では【タコピーの原罪】の救いについて考察していきたいと思います。
【タコピーの原罪】に救いはないのか徹底考察
【タコピーの原罪】は話の展開が暗くて重いのにも関わらず魅入られてしまうのか、どうしても読み進めてしまいます。
ただ、この辛さから逃れたく【タコピーの原罪】に救いはないのか気になって仕方がありません。
そこで、しずか&まりな&東&タコピーの4人について最終的にどうなっていくのか考察していきたいと思います。
【タコピーの原罪】の救い ①しずか
まずはヒロインのしずかの悩み、最後に救いがあるのか調べていきます。
【悩み】
・親から教わることを何も知らない
・一人ぼっちなこと
【行動】
・目的のために他者を利用
【最後】
・まりなと時間をかけて和解
・女子高生2人で下校時に寄り道
しずかは愛犬チャッピーのためになりふり構わず行動してしまいます。
色々と協力してくれた東もまりなの遺体発見後は自首するように頼むなど、他者を物のように扱う残酷な面も見られます。
けれども根本は父親からも母親からも見てもらずに1人ぼっちなことが辛いと気づきます。
タコピーに「どうすればよかったの」と涙ながらに訴えるしずかには今までの辛い過去を物語っています。

自分を知らない子と言った父親や見向きもしない母親から孤独感でいっぱいになります。
タコピーの最後の力でタイムリープしたしずかは相変わらず家庭環境はひどくて、まりなから執拗にいじめられます。
それでも一緒にいてくれたタコピーのことが心に残っているのか2人でタコピーのことをうっすらと思い出して語り合います。
周囲の環境に変化はなく辛い状況ではあるものの…
1人ぼっちではなくなったしずかが少しずつまりなと和解していき、高校生のときは2人でお互いの家庭環境を気軽に話せる仲になっていきました。

家庭環境という自分ではどうしようもないことは解決されずともしずか自身が一人ではないと分かったことは大きな救いだったように感じます。
【タコピーの原罪】の救い ②まりな
次にまりなについての救いを考えていきたいと思います。
【悩み】
・父親と母親の不仲による家庭崩壊
【行動】
・しずかへの執拗ないじめ
【最後】
・しずかと時間をかけて和解
・女子高生2人で下校時に寄り道
楽しく愛情いっぱいだったのに父親の不倫による家庭崩壊
そのストレスから母親は鬱状態になってまりなへ精神的にも身体的にも虐待をします。
まりなは両親の不仲の元凶としてしずかを逆恨みして執拗にいじめます。

そんなことをしても何も解決せず、決して許される行為でありませんが…
完全な悪とは片付けられないのが辛いところです。
彼女の中にもタコピーの存在があったようで、しずかの落書きを見た際には2人で涙を流していました。

そこから時間をかけて和解して高校生になった今では2人で寄り道をする仲になっています。
まりなも家庭環境など周囲のことは変わらず辛い状況でしたが…
1人ではなくなったことでしずかと新しい関係を築くことができたのは少ないながらも救いになったのではと思われます。
【タコピーの原罪】の救い ③東
続いて東についても救いがあったのか調べていきたいと思います。
【悩み】
・母親の無関心
・兄への劣等感
【行動】
・しずかを助けて心を満たそうとする
【最後】
・兄との健全な関係
・同級生から名前で呼ばれる関係
・しずかに介入しない
東は自分が母から愛されず、兄に抱いた劣等感から弱い立場の人を助けることで自分の承認欲求を満たそうとする歪んだ心を持っています。
いじめられていて孤立していたしずかを助けることで自分の存在価値を高めようとしていました。
まりなの遺体が発見されてしずかから自首してほしいと言われてもそのまま実行することを決意しますが…
兄の愛情を感じて素直に自分の気持ちを伝えることができました。

タコピーの最後のタイムリープによって兄とゲームを巡って兄弟ケンカできるほどの関係を築けたようです。
そして「直樹」と名前で呼ばれる友人もできたため、しずかのことに介入しない選択を取っています。
弱い立場の人を助けようとする歪んだ心ではなくなったことが伝わります。

東が兄と健全な関係を築いて自分で自分の存在価値を認められたように感じ、安堵感が生まれました。
【タコピーの原罪】の救い ④タコピー
最後にタコピーの救いについて考察していきたいと思います。
【目標】
・しずか&まりなを幸せにする
【最後】
・自分を犠牲にして最後にタイムリープする
タコピーは小4のしずかに出会って彼女の笑顔のために頑張りますが、実は物語の始まりは女子高生のまりなとの出会いです。
彼女の夢のために奮闘しながらも結果的にまりなが母親の命を奪い「しずかがいなければ」という気持ちになります。
そして、まりなの願いを叶えるため時を戻そうとタコピーはハッピー星に帰ります。

一人残されたまりなは命を絶ってしまいます。
掟を破ったとしてタコピーは記憶消去&追放で小4のしずかに出会います。
善意の塊のタコピーはとにかくハッピーに考えるのですが、話を聞かないまま行動するためしずかもまりなも命を落とします。
けれども命に対する重みを学んでいく中で、しずかが何を望んでいたのか理解していきます。

そして、涙を流し続けるしずかの側にずっといて最後に自分の力を全部使って最後のタイムリープをしました。
タコピーは消滅してしまったので、一見救いがないようにも見えます。

けれでも、最初にタコピーがまりなに会ったことで彼女の心の中にも一緒にいてくれた思い出が残っていたのでしょう。
東はしずかを含めて3人で過ごした時間が心の拠り所だったようです。
最後にタコピーと話した中で、東は感謝を伝えて時を戻せたら「兄とケンカしろ」と伝えてほしいと頼みます。
タイムリープをしたときには東も兄とゲームを巡ってケンカしていたので彼の願いは叶ったと思われます。
もしもタコピーがいなかったら誰もが救われない結末だったと思われます。
それがタコピーの力によって3人とも環境が変わらずとも1人ぼっちから抜け出しています。
だからこそ、タコピーは自分を犠牲にしたもののしずか&まりな&東と全員の心を救ったのはとても大きな救いと言えるのではと思います。
【タコピーの原罪】の辛くてやばい点と救いについてまとめ
ここまで【タコピーの原罪】の辛くてやばい点について調べて救いについて考察してみました。
最後に次のようにまとめてます。
【辛くてヤバい点】
(しずか)
・母の不倫と父の再婚による育児放棄
(まりな)
・母の虐待と父の不倫による家庭崩壊
(東)
・母の教育虐待と兄への劣等感による歪み
(タコピー)
・悪意なき善意による最悪な結果
【救いによる最後】
(しずか)
・まりなと時間をかけて和解
・女子高生2人で下校時に寄り道
(まりな)
・しずかと時間をかけて和解
・女子高生2人で下校時に寄り道
(東)
・兄との健全な関係
・同級生から名前で呼ばれる関係
・しずかに介入しない
(タコピー)
・自分を犠牲にして最後にタイムリープする
鬱々とした展開に見るのも辛いのですが、どうしても最後まで見届けねばという気持ちにも駆られます。
家庭環境さえ普通ならば3人ともこんな風にならないのではと思わずにはいられませんが…
タコピーが自分を犠牲にして最後のタイムリープをしても周囲の環境は変えられませんでした。
それでも3人がタコピーの存在が心の中にいて新たな関係を築いていく姿に安堵感を得ました。
タコピーがいなければあり得なかった結末に【タコピーの原罪】の救いを感じずにいられません。
まだまだアニメでは大変な展開が続いていきますが、最後まで見届けたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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