2025年4月18日より公開となった映画名探偵コナン「隻眼の残像(フラッシュバック)」
今作は長野県警の三人組(上原由依・大和敢助・諸伏高明)を中心としたストーリーとなっております。
普段のアニメや原作でも高い推理力と独特の個性で人気を博している上原由依、大和敢助、諸伏高明の三人について彼らの関係性やプロフィール、これまでの出演回などをまとめてみました。
これから映画を見る方、または一度見た方もこれらの情報を知ることでより映画が楽しくなるかと思いますのでどうぞご覧ください!
【名探偵コナン~隻眼の残像】
・長野県警三人組(上原由依・大和敢助・諸伏高明)について
※関係性やそれぞれのキャラクターについて
【コナン映画隻眼の残像】長野県警の三人の関係について
では2025年名探偵コナン映画「隻眼の残像(フラッシュバック)」で登場する長野県警の三人組の関係についてまとめてみました。

・大和敢助と諸伏高明は小学生からの同級生(35歳)
・二人は長年のライバル関係(認め合う仲)
・上原由依は大和敢助の幼なじみ
(6歳年下29歳)
・由依は大和のことを「敢ちゃん」と呼ぶ
※子供の頃から好意を抱いていた
・大和が行方不明事件を諸伏が単独で追跡して解決
・上原由依は虎田義郎と結婚
・現在は未亡人
・旧姓の上原に戻って刑事に復帰
まず、大和敢助と諸伏高明は小学生からの同級生であり、長年のライバル関係にあります。
二人とも同じ35歳という設定で、頭脳明晰な刑事として互いを高め合う存在となっています。
一方、上原由依は大和敢助の幼なじみで、大和のことを「敢ちゃん」と呼ぶ29歳の女性刑事。
大和とは6歳の年齢差がありますが、子供の頃から大和に好意を抱いていました。
この三人の間には複雑な過去があり、大和敢助が行方不明になった事件では、諸伏高明が単独で追跡して解決したことで所轄へ異動となる一幕もありました。
また、上原由依は大和が行方不明だった際に亡くなったと勘違いし、虎田義郎と結婚するも未亡人となっています。
三人の関係を象徴するエピソードとして第516-517話「風林火山」が挙げられます。
上原由依は「風林火山」を恋に引用して「敢ちゃん(大和)は風のように現れて、林のように静かに去って、火のように恋が燃え上がって、山のように動かない」
という風に表現しました。この言葉は蘭や和葉にも影響を与えています。
長野県警の三人は、普段は別々に行動することも多いですが、事件が起きると連携して捜査に当たる姿が印象的です。
特に諸伏と大和は普段はぶつかり合いますが、事件解決のためには息の合った動きを見せることもあります。
【コナン映画隻眼の残像】長野県警の三人のキャラ紹介
では三人のキャラクターについて、それぞれ詳しく紹介していきます。
コナン作品に登場する彼らの特徴や背景について見ていきましょう。
【コナン映画隻眼の残像】長野県警の三人のキャラ紹介 ①上原由依
上原由依は、長野県警に所属する29歳の女性刑事です。

初登場時は虎田由依という名前で既婚者として登場し、当時は刑事を辞めていましたが、事件後に復帰しています。
上原由依のプロフィールは以下の通りです。
・名前:上原由依(うえはら ゆい)
・年齢:29歳
・階級:警部補
・特徴:大和敢助の幼なじみで「敢ちゃん」と呼ぶ
・初登場:59巻FILE.5「百足」
(アニメ第516-517話「風林火山」)
・声優:小清水亜美
・名前のモデル:諏訪御料人
(井上靖の『風林火山』由布姫と上原城)
上原由依は大和敢助に好意を抱いていましたが、彼が半年前に雪崩に巻き込まれて行方不明になった際に死亡したと勘違いし、事件解決のために寿退職して虎田義郎と結婚します。
しかし、虎田義郎は殺害され、未亡人となった後、旧姓の上原に戻って刑事に復帰しました。
性格は優しく冷静でありながらも、時にはホラー要素の強い事件で腰を抜かして驚くなど、人間味のある一面も持っています。
また、武田信玄の「風林火山」を恋に引用するロマンチストな一面もあります。
上原由依は長野県警の三人の中では比較的落ち着いた性格で、時に大和と諸伏の間を取り持つ役割も果たしています。
テレビ番組などのインタビューによると、もともと犯人役だったけれど美人だから味方にしたそうです。
【コナン映画隻眼の残像】長野県警の三人のキャラ紹介 ②大和敢助
大和敢助は長野県警の警部で、35歳の隻眼の敏腕刑事です。

見た目の特徴として、左目に傷があり隻眼となっており、普段は杖をついています。これらの特徴は捜査中に雪崩に巻き込まれた際の負傷によるものです。
大和敢助のプロフィールは以下の通りです。
・名前:大和敢助(やまと かんすけ)
・年齢:35歳
・階級:警部
・特徴:左目に傷があり隻眼、杖をつく、乱暴な口調
・初登場:59巻FILE.5「百足」(アニメ第516-517話「風林火山」)
・声優:高田裕司
・名前のモデル:山本勘助(武田信玄の軍師)
大和警部は乱暴な口調と物騒な物言いで、時に悪人と勘違いされることもありますが、実際は正義感の強い人物です。
特筆すべきは、コナンを「とんだ化け物」と称し、毛利小五郎の推理を裏で導いているのはコナンだと見破っている点です。
諸伏高明とは小学生からの同級生で、互いにライバル関係にありますが、心の奥では絆で結ばれています。
上原由依とは幼なじみの関係で、彼女から「敢ちゃん」と呼ばれることを気にしつつも、内心では受け入れているようです。
大和敢助のワイルドな風貌は、名前の由来となった山本勘助の「色黒で容貌醜く、隻眼、身に無数の傷があり、足が不自由」という特徴や
黒の組織のナンバー2「ラム」の「どちらかが義眼・屈強な大男・女のような男・年老いた老人」という特徴を兼ね備えています。
これは偶然ではなく計算されたキャラクター設定なのかもしれません。
【コナン映画隻眼の残像】長野県警の三人のキャラ紹介 ③諸伏高明
諸伏高明は長野県警の所轄警部で、あだ名は「コウメイ」。

東都大学法学部をトップで卒業という秀才でありながら、キャリア試験を受けずにノンキャリアで県警本部入りした変わり者です。
諸伏高明のプロフィールは以下の通りです。
・名前:諸伏高明(もろふし たかあき)
・年齢:35歳
・階級:警部
・特徴:三国志などを引用した比喩表現を好む
・初登場:65巻FILE.8「赤い壁」
(アニメ第558-561話「死亡の館、赤い壁」)
・声優:速水奨
・名前のモデル:諸葛孔明(中国の軍師)
※伏は孔明の青年期のあだ名「伏龍」から
・家族:諸伏景光(弟・故人)
※両親は22年前に亡くなる
諸伏警部はその膨大な知識を活かし、特に三国志を引用した比喩表現を好みます。
コナンのことを「白眉の少年」と呼び、その推理力を高く評価しています。
大和敢助とは小学生からの同級生で互いにライバル関係にありますが、同時に互いを認め合う関係でもあります。
大和が行方不明になった事件を単独で追い、強引に解決したせいで所轄へ異動となった過去を持ちます。
注目すべきは、諸伏高明の弟である諸伏景光がスコッチ(黒の組織に潜入していた公安捜査官)だったことが明らかになった点です。
この設定により、諸伏高明は安室透(バーボン)や黒の組織との繋がりが示唆されており、今後の展開が非常に気になるキャラクターです。
東都大学法学部(現実の東京大学に相当)をトップで卒業しながらキャリア試験を受けなかった理由は、現在も不明です。
両親を殺した犯人を逮捕するためだったのか、今後明かされる可能性があります。
【コナン映画隻眼の残像】長野県警の三人の原作出演回について
長野県警の三人が登場する回は、原作・アニメともにいくつかありますが、特に重要なエピソードをピックアップして紹介します。
以下に長野県警が登場する回を一覧にまとめました。
・第516-517話「風林火山 (迷宮の鎧武者・陰と雷光の決着)」
・第557話「危険な二人連れ」
・第558-561話「死亡の館、赤い壁」
・第652-655話「毒と幻のデザイン」
・第754-756話「赤い女の惨劇」
・第810-812話「県警の黒い闇」
・第983-984話「キッドVS高明 狙われた唇」
・第1003-1005話「36マスの完全犯罪(パーフェクトゲーム)」
・第1123-1124話「群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体」
・劇場版第13作「漆黒の追跡者(チェイサー)」
・劇場版第28作「隻眼の残像(フラッシュバック)」
それでは、主要な登場回について詳しく見ていきましょう。
第516-517話「風林火山」- 大和と上原の初登場回
「風林火山 迷宮の鎧武者/陰と雷光の決着」は、長野県警の大和敢助と上原由依が初めて登場するエピソードです。
この回では、長野の名家当主から息子の死について調査を依頼された小五郎たちが長野を訪れ、そこで大和警部と出会います。
当時、上原由依は虎田由依という名前で既婚者として登場し、刑事を辞めていました。
このエピソードでは、大和と由依が幼なじみであることや、6歳差があることなどが明かされます。
また、由依が「風林火山」を恋に引用して大和への思いを表現するシーンは、その後のコナン作品でも重要な意味を持つことになります。
事件の由来は、大和敢助と上原由依が幼なじみで憧れの存在だった甲斐玄人(かい くろと)の6年前の不審死に遡ります。
大和は甲斐の死に関係があるとされていた被疑者を追い、半年前に雪崩に巻き込まれて行方不明になりました。
上原は大和が死んだと思い込み、1人で事件を解決しようと警察を退職し、虎田家に嫁いだのです。
事件解決後、由依は刑事に復帰し、旧姓の上原姓に戻ります。
第558-561話「死亡の館、赤い壁」- 諸伏高明の初登場回
「死亡の館、赤い壁」では、諸伏高明が初めて登場します。
このエピソードでは、大和警部の求めに応じて小五郎たちが長野を訪れ、森の中に建てられた「希望の館」で起きた殺人事件を調査します。
諸伏警部は大和警部とは険悪なムードを見せますが、心の奥では互いに認め合っている様子が随所に見られます。
また、このエピソードでは諸伏警部の頭の良さが披露され、コナンの推理力が普通の小学生ではないことを見抜くシーンも印象的です。
当初、大和は諸伏高明を容疑者扱いしますが、これは諸伏が暴走しないようコナンに監視させるためでした。
諸伏が県警本部から所轄に飛ばされた本当の理由は、半年前に行方不明になった大和を見つけるために独断で強引な捜査をしたためでした。
大和は事件解決の手柄を諸伏に与えて、諸伏を県警本部へ呼び戻す算段だったのです。エピソードの終盤では、大和と諸伏の息ぴったりの連携プレーが見られます。
三国志にちなんだエピソードのサブタイトル「三顧の礼」「掌中の物」「死せる孔明」「空城の計」からも、諸伏警部の三国志への造詣の深さが伺えます。
第983-984話「キッドVS高明 狙われた唇」- スコッチの正体判明
「キッドVS高明 狙われた唇」は、諸伏高明が主役となり、怪盗キッドと対決するエピソードです。
このエピソードでは大和と上原も登場しますが、諸伏と電話で話すのみとなっています。
このエピソードの重要な点は、スコッチが諸伏高明の弟、「諸伏景光」であることが明かされることです。
伊達航のロッカーから見つかった諸伏高明宛の小包には、弾痕で射抜かれたスマホが入っていました。
このスマホに刻まれた独特の「H」を見て、音信不通だった弟・景光が公安で潜入捜査中に殉職したことを高明は察知します。
この設定により、諸伏高明は黒の組織や公安との繋がりを持つキャラクターとなり、今後の展開において重要な役割を担うことが示唆されています。
第1003-1005話「36マスの完全犯罪」- 安室との接点
「36マスの完全犯罪(パーフェクトゲーム)」では、コナン、安室、脇田が長野の教会で事件に巻き込まれ、大雪のため閉じ込められます。
彼らを救助するために、長野県警の3人が向かうという展開です。
このエピソードでは、安室徹と諸伏高明の関係や、黒の組織のナンバー2であるRUMについての情報が明かされます。
小五郎から長野県警へ送られた動画を見た高明は、映っている金髪の男が弟・景光の親友・降谷零であることに気づきます。
そのタイミングで黒田からの電話が大和経由で高明に入ります。
シリーズ最後、脇田兼則=ラムの前で他人のふりをする安室透と諸伏高明。
おそらく安室から黒田へこっそり連絡を取って、高明に安室=公安、脇田兼則=敵であることを知らせたと考えられます。
このエピソードにより、長野県警、特に諸伏高明が今後の物語において重要な役割を担うことが示唆されています。
劇場版「漆黒の追跡者」と「隻眼の残像」
劇場版「漆黒の追跡者」は、大和敢助と上原由依が映画初登場となった作品です。
この映画では、長野県警がキーパーソンとして登場し、特に大和警部の顔の傷に関連したストーリーが展開されます。
最新作「隻眼の残像」では、ついに諸伏高明も劇場版初登場となり、大和とともに重要な役割を担うことが期待されています。
タイトルの「隻眼」が大和警部の隻眼を示唆しているとも考えられ、彼の過去や三人の関係性がさらに深く掘り下げられる可能性があります。
長野県警三人組の関係性についてまとめ
ここまで、長野県警の三人(上原由依・大和敢助・諸伏高明)について、その関係性やプロフィール、原作・アニメでの登場回などを紹介してきました。
三人の関係性について一覧にまとめてみましたのでご覧ください。
・大和敢助と諸伏高明は小学生からの同級生(35歳)
・二人は長年のライバル関係(認め合う仲)
・上原由依は大和敢助の幼なじみ
(6歳年下29歳)
・由依は大和のことを「敢ちゃん」と呼ぶ
※子供の頃から好意を抱いていた
・大和が行方不明事件を諸伏が単独で追跡して解決
・上原由依は虎田義郎と結婚
・現在は未亡人
・旧姓の上原に戻って刑事に復帰
長野県警の三人は、単にサブキャラクターというだけではなく、コナンの物語における「黒の組織」との戦いや、公安との繋がりなど、メインストーリーにも関わる重要な存在となっています。
特に諸伏高明の弟がスコッチであったことや、安室透との接点など、今後の展開においても彼らの役割はますます大きくなることが予想されます。
最新映画「隻眼の残像」では、大和警部の隻眼に関連したストーリーが展開されており。
大和警部と上原警部の二人のラブストーリーにも進展が出ております!?

僕も公開初日に見てきましたよー

コナンを語る上で今や欠かせない存在となった長野県警の三人。彼らのさらなる活躍に注目していきましょう。
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