全2巻ながらも濃密なストーリーに話題となった2025夏アニメの【タコピーの原罪】
タイムリープなど時間があちこちに飛ぶために時系列が複雑で分からないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は【タコピーの原罪】の内容を年表として一覧にまとめようと試みましたので、よろしければ最後までよんでみてください。
・【タコピーの原罪】読者の反応
・【タコピーの原罪】時系列
【タコピーの原罪】の時系列が複雑で分からない人が続出!
胸が苦しくなりながらも引き込まれてしまう【タコピーの原罪】
時系列が複雑で分からない人が続出しているとの噂があり、調べてみたところ次のような声が上がっていました。
タコピーの原罪時系列がよくわからないっピ
引用元:X
仕事の休憩時間にタコピーの原罪読むんじゃなかった…読み落としてるポイントがあるのか時系列が分からなくなってモヤモヤ~( ´△`)
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タコピーの原罪全部読んだ 時系列がよくわかんなくなったからまとめてから寝る 直樹くんが出てくるところの時間がわからん
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確かに小学4年生のしずか達と色々な行動をしていたはずなのに途中から命を落としたはずのまりなが女子高生として登場するので、頭が混乱します。
時系列が複雑ながらも諦めずに読み切った読者も多かったようです。
タコピーの原罪めちゃ面白い! 時系列の理解が難しいけど読んでよかった
引用元:X
『タコピーの原罪』読みきった。 おもしろかった。時系列けっこう飛んでて「ん?」ってなるけど、結果的に全てタイムリープってところが個人的に好き。
引用元: X
読みきっても考察が止まらないのは、たぶん「原罪が何だったのか一言で言えない」からかなぁ…いろんな罪を重ねて悪にも善にもなれたタコピー尊い。
ややこしくなると離脱になることも多いかとおもわれますが、【タコピーの原罪】は何としても理解したいと思わせる魅力があったのかもしれません。
そこで続いては【タコピー原罪】の内容を時系列に沿ってまとめていきたいと思います。
【タコピーの原罪】複雑でわかりにくい時系列の年表一覧まとめ(解説付き)
時系列が複雑でわかりにくいはずなのに読む手が止められない【タコピーの原罪】
ここでは【タコピーの原罪】で起きた出来事について時系列ごとに整理していきたいと思います。
まず大まかな流れを次のように一覧にしてみます。
【2022年】
・女子高生まりなとタコピーが出会う
・まりなの願いのためにタコピーが故郷に戻る
【ハッピー星に帰省時】
・2016年にタイムリープすることを願う
・掟破りとしてママから記憶消去&追放
【2016年前半】
・記憶がない状態で小4のしずかに出会う
・しずかのためにタイムリープを繰り返す
・ハッピーカメラが壊れて後戻りできなくなる
【2016年後半】
・しずかが目的のために暴走する
・タコピーの最後の力でしずかの出会いまで戻る
それぞれの時期の出来事について詳しく説明します。
【タコピーの原罪】複雑な時系列 ①2022年
物語冒頭2016年に小4だったしずかに出会うところから始まっていて二人の視点からストーリーが進んでいきますが
実はタコピーはタイムリープをして2016年に来ていました。
実はすべての物語のはじまりは2022年に女子高生のまりなとタコピーが出会っていたことにありました。
そのときに起きていた出来事も次のように時系列にまとめてみます。
【出会い】
・まりながタコピーを見つける
・おにぎりをあげる
・お礼に彼女の夢を手助けする
【タコピーとの行動】
・まりなの夢は幸せなママ
・相手を探すべくまりなを連れ出す
・偶然、東に再会して交際を始める
【別れ】
・しずかが2人の元に戻る
・しずかに惹かれた東がまりなに別れを告げる
・別れたまりなに母親が激高して襲う
・反撃したまりなによって母親が命を落とす
・絶望したまりなが怒りの矛先をしずかに向ける
・まりなの言葉通りにタコピーが受け取る
・故郷に戻ったタコピーが2016年に行こうとする
・タコピーは掟を破ったとして記憶消去&追放される
お腹が空いていたタコピーは彼女からおにぎりをもらって、お礼にまりなを幸せにしようと奮闘します。

まりなの家庭は父親としずかの母親の不倫によって家庭崩壊しています。
壊れたまりなの母親によって虐待を受けており、顔にはガラスによって付けられた傷があるまりな
基本的に手荒くタコピーに接するまりなですが、手作りにみえるおにぎりをあげるなど世話焼きである様子
まりなは自分の夢が「幸せなお母さん」だとタコピーに話します。
タコピーはまりなの夢を応援するために「ママになるにはパパが必要」と考えてパパを探しにまりなを連れ出します。
そこに偶然、東が通りがかって話していくうちに自然と交際へと発展したようです。
東との交際の報告を受けたまりなの母親も嬉しくなり、束の間の平穏と幸せな時間が流れます。
そんな中、しずかが地元に帰ってきます。
周囲の噂によると、小4のときにしずかは首を吊ったという過酷な過去があります。
この世界線では途中でロープが切れて未遂に終わり、無事に生きていることになっています。
おそらく、不倫の恨みから執拗にまりなからいじめられたのでしょう。
美少女に成長したしずかを一目見た東はすっかり彼女の虜となり、まりなに別れを告げます。

まりなと東と食事をすることを楽しみにしていた母親が破局の報告に激高
東を呼びに行けば万事解決と思ったタコピーは東のところへ行きますが…
隣にいたしずかの暗い目におののいて、まりなの元に戻ります。
そこには、まりなに反撃された母親が息絶えていて、呆然とした彼女は怒りの矛先をしずかに向けます。
まりなの願いを言葉通りに受け取ったタコピーは過去に戻ろうと試みます。

そんなタコピーを見送った後に、せめて名前を付ければ良かったと後悔しながら彼女自ら命を絶ちます。
故郷に戻ったタコピーは自分の母に願いを伝えようとしますが…
母から何を告げられるのか調べていきます。
【タコピーの原罪】複雑な時系列 ④【ハッピー星に帰省時】
タコピーの故郷ハッピー星に戻ったときにママに今までのことを話し、ママが下した決断についてまとめていきます。
【ママへの願い】
・2016年に戻ってしずかの元へ行く
【タコピーの罪】
・1人でハッピー星に戻ったこと
【タコピーへの罰】
・すべての記憶の消去
・ハッピー星からの永遠の追放
まりなの願いを言葉通り受け取ったタコピーは2016年まで戻ってしずかの元へ行こうとします。

母親はタコピーの話を聞いた後に、記憶消去&追放をすると告げます。
ハッピー星では1人で戻ってくることは破ってはならない最も重要な掟とされているようです。

タコピーは抵抗しますが、問答無用で記憶がなくなった生まれたままのハッピー状態で2016年に送られます。
タイムリープしたタコピーは、今度どのような行動をするのか調べていきます。
【タコピーの原罪】複雑な時系列 ③2016年前半
2016年しずか&まりな&東が小4だったときに記憶のない状態で辿り着いたタコピー
そこで出会ったのはまりなではなく、しずか
何が起こったのか一覧にしていきます。
【出会い】
・しずかがタコピーを見つける
・パンをあげる
・お礼に彼女を笑顔にしようとする
【タコピーとの行動】
・しずかの愛犬チャッピーが保健所に連れて行かれる
・しずかがタコピーのリボンで首を吊る
・原因を探すためにカメラで時を戻す
・まりなから執拗にいじめられている
・2人がケンカしていると勘違い
・仲直りさせようと奮闘
・まりなの罠でチャッピーが連れていかれると判明
・まりなを回避しようと101回繰り返す
【ターニングポイント】
・チャッピーのことでしずかをまりなが林へ連れ出す
・一方的に攻撃されるしずかを助けようとする
・タコピーが持ち上げたカメラによりまりなが息絶える
・同時にカメラも故障して時を戻せなくなる
記憶のない状態で2016年の地球に降り立ったタコピーはしずかに出会い、パンをもらいます。

またもやお礼に彼女を笑顔にしようと奮闘しますが、愛犬チャッピーを失ったしずかが首を吊ってしまいます。
しずかを笑顔にするはずが、何も分からないまま命を絶ってしまいタコピーはカメラの機能を使って時を戻します。
原因を調べようと一緒に学校に行く中で、まりなに執拗にいじめられている様子を目の当たりにします。

平和な世界しか知らないようでタコピーは、まりなとケンカをしているように見えています。
そしてまりなが仲直りしたいのではと考えていましたが、そんなことはなく…
まりなの巧妙な罠でチャッピーが自分を攻撃するように仕向けて保健所送りになります。

唯一心を許せるチャッピーがいなくなったことで心が壊れたしずかが命を絶ってしまったことが分かります。
まりなを避けようと101回も繰り返しますが、結果は変わりません。
しずかが一方的に攻撃されている状態を何とかいしようとカメラを持ってタコピーを飛び込みます。
そのカメラがまりなの頭に当たって、彼女は命を落とします。

そして、カメラも動かなくなり、時を戻すこともできなくなり後戻りできなくなります。
さらに、そこに東も登場するのですが…
この先どのように物語が展開していくのかまとめていきます。
【タコピーの原罪】複雑な時系列 ④2016年後半
後戻りができなくなったタコピーとしずかは偶然通りかかった東に協力を頼みました。
そこから歪な関係を結んだ3人の行動について調べたことを一覧にまとめます。
【東と遭遇】
・東がまりなの遺体を見つける
・しずかが東に協力を依頼
・歪んでいる東はしずかに協力
・まりなの遺体を隠す
・タコピーがまりなに扮して生活
・しずかの父親への来訪を計画
【東の離脱】
・まりなの遺体が発見
・しずかが東に自首することを依頼
・東が兄によって真実を警察に話す
・東の離脱を悟ったしずかは単身で東京へ
【父親にいる東京へ訪問】
・タコピーとしずかが父親の元へ行く
・新しい家族のいる父親から拒絶
・絶望したしずかが過激な計画を話す
・しずかを止めようとしたタコピーと決別
・しずかからの暴行でタイムリープを思い出す
・しずかは父親の新しい娘2人を襲う
【東との再会】
・決別した際に暴行を受けて過去を思い出したタコピー
・混乱していたタコピーと東が再会
・改めてしずかに会いに行くことを決意
【しずかとの再会】
・しずかを見つけて話かけるタコピー
・しずかに1人にしたことを謝罪
・涙の止まらないしずかの側にしばらくいる
・しずかのために決意をする
・最後の力を使って時を戻す
【しずか&まりな&東の最後】
・タコピーとの記憶がない3人
・しずかは執拗にまりなからいじめられる
・兄との関係がよくなった東はしずかと関わらない
・タコピーの想いが残っている様子の2人の関係性に変化
・女子高生になった2人が学校帰りに買い物に行く
カメラが壊れて後戻りができなくなったタコピーとしずかは前から気にかけていた東に見つかります。
まりなの遺体を見て警察に行くことを進める東に自分に協力してほしいとしずかが頼みます。
母から与えられない愛情&完璧な兄により劣等感と承認欲求が強く歪んでいる東
弱い立場にいるしずかに頼られたことで気持ちが揺らぎ協力することにします。

まりなの遺体を隠してタコピーがまりなに扮して雲母坂家で過ごし…
チャッピーが引き取られたとされるしずかの父親の元へ行く計画を3人でする日々が始まります。
順調に進んでいたように見えましたが、ある日、まりなの遺体が発見されてピンチを迎えます。
そこで、しずかは東に1人でやったことにして警察に自首するよう頼みます。

無茶な要求でさえ東は飲み込んで1人で出頭しようとしますが、彼を心から想う兄が寄り添ったことで東は離脱
しずかは単身で父親の元へ向かいます。
期待の眼差しで父親を見つめるしずかでしたが、父からの反応は拒否

父親の態度に絶望したしずかは怒りを新しい家族の娘2人にぶつけようとします。
あまりの暴走っぷりにタコピーが止めようとしますが、それをきっかけに決別
しずかに叩かれたことで過去にまりなと出会ったことを思い出したタコピー
本来会うべきだった人物を間違えていたことをはじめ、2人と過ごした日々を思い返して…
複雑な想いを抱きつつもしずかに笑ってほしいと願うタコピー
迷ってしまうタコピーと偶然会った東は人には良いところも悪いところもあると話して、感謝の気持ちも伝えます。
改めてしずかを探そうと決めたタコピーは探し続けて、彼女と再会します。
チャッピーの首輪を持って暗い目をしたままのしずかに声をかけたタコピー
しずかはこれまで抱えていた寂しさや悲しさをタコピーにぶつけます。
それでもタコピーがしずかの話を聞かなかったことや1人にしたことを謝罪をし、2人で涙を流しました。

涙の止まらないしずかの側にずっといたタコピーは最後の力で時を戻そうとします。
しずかは止めようとしますが、次に気づいたときはタコピーと写真を撮ったときまで遡ります。
しずかだけではなく、まりなも東もタコピーとの記憶がなくなっています。
まりなからの執拗ないじめは変わらず続いていましたが、兄と健全な関係を築いた東はしずかに声をかけません。
弱い誰かを助けて自分の気持ちを満たそうとする心がなくなったのでしょう。
そして、一方的に攻撃していたもののノートの落書きに目が止まったまりな

タコピーらしき絵に2人とも記憶がないはずなのにタコピーについて語り合ってしまいます。
2人の幸せを願うタコピーの気持ちは2人の中に残っていたのかもしれません。
そこから2人は少しずつ関係性を築き直して高校生になった際には2人で寄り道する仲になった様子が描かれています。
【タコピーの原罪】時系列まとめ
ここまで【タコピーの原罪】の複雑な展開について時系列を整理してみました。
最後にこの記事についてまとめます。
【2022年】
・女子高生まりなとタコピーが出会う
・まりなの願いのためにタコピーが過去に戻る
【ハッピー星に帰省時】
・2016年にタイムリープすることを願う
・掟破りとしてママから記憶消去&追放
【2016年前半】
・記憶がない状態で小4のしずかに出会う
・しずかのためにタイムリープを繰り返す
・ハッピーカメラが壊れて後戻りできなくなる
【2016年後半】
・しずかが目的のために暴走する
・タコピーの最後の力でしずかの出会いまで戻る
一読では理解難しい【タコピーの原罪】ですが、何度も読み込みたくなる魅力があります。
タイムリープしていたことが判明したときには驚くと同時にタコピーの出会った順番の意味も考えてしまいました。
もしも、記憶のあった状態で2016年のしずかにあったタコピーは迷いなく命を奪ったのだろうと思います。
まりなを見届けることなく1人でハッピー星に戻った罰の代償として、記憶がなかったことでフラットにしずかと接せられたのかもしれません。
また、最初に会ったのがしずかだった場合、まりなの命を落としたままの結論で終わった可能性があります。
そうなると、まりなに会ってリセットされた状態でしずかと出会うことで何とか2人を救えたのだろうと思います。
タイムリープが起こると時系列が複雑になって頭がこんがらがります。
しかし【タコピーの原罪】は、この順番でなければ誰もが不幸から抜け出せなかったのだろうと思うと…
複雑なタイムリープも全て必然のことだったと納得し、妙なじんわり感が広がりました。
改めて原作を読み直すことでさらに理解が深めながらアニメも楽しんでいきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【この記事を書いた人】
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